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段ボールにくっついている接着剤の謎

ジュースなど飲料水の段ボール。

段ボールの中でもかなり丈夫で、重い飲料水もしっかり支えてパッケージングしてくれる優れものです。

運びやすくするためにサイドに取手穴がついていて、持ち運びにも便利です。

空き箱にいろんな物を入れることが出来、二次利用にもうってつけの便利な段ボールですね。

と、ここで疑問。

飲料水を梱包している段ボールをよく見ると、所々白く濁った塊がくっついているのに気づきませんか?

他の段ボールには、こんなものはついていませんよね。

この塊、一体何なのでしょうか。

この謎は、流通過程に隠されています。

箱型の段ボールを輸送する場合、より効率的に輸送するため、いくつも箱を重ねて積み込み、輸送されます。

貨物船に積み込むコンテナのようなものでしょうかね。

中に入っているものが軽いものや、家電のように箱自体が大きいもの、ビールなどのように重くても寝かせて積み上げることが可能な場合、たくさん重ねても安定し、倒れにくいです。

ところが飲料水の段ボールは、構造上縦方向に長く、また物によっては(特にペットボトル)上下でバランスが違うため、積み重ねると安定が悪くなります。

特に、上にあるものは倒れてくるとかなり大変なことになります。

そこで、こうしたものを輸送する時には、出荷の段階で段ボールにちょっとした工夫が施されます。

それは、箱の天面に少量の接着剤(ボンド)を滴下すること。

箱同士を数箇所で軽く接着することで、箱同士がずれにくくしているんですね。

接着剤はそれほど粘着力が高いものではありませんし、少し乾いてから上に重ねるので、荷降ろしの時は少し力を加えれば簡単に外れます。

その時、下の箱に残った接着剤が、白い塊の正体なのです。

段ボール同士を安定させ、より確実に輸送するためのちょっとした工夫――。

白い塊は、そんな工夫が残した産物だったのですね。

こうした工夫のおかげで、段ボールはより安定させられ、より安全に輸送することが出来ているのです。

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