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段ボールの進化

段ボールが誕生して約200年。

その間、多くの研究や開発によって、段ボールは進化を重ね、減殺のような形へと発展してきました。

梱包材として使われるようになるまで、そして、現在の用は形になるまで、実に様々な試行錯誤が繰り返されてきたのです。

最初に段ボールが世に生まれた時、その形状は、現在のような多重構造ではなく、ただの1枚紙でした。

初期の段ボールはただ単に、厚みがああって少し丈夫で吸水性がいい紙、だったのです。

なにしろ、用途が"シルクハットの内側の汗拭き"ですから、そこまで丈夫な必要がなかったのです。

それがアメリカにわたり、丈夫でかつ形を変えやすい特性から、ガラスの保護を目的として包装材に使われるようになりました。

ガラスは、形状が湾曲しているものがほとんどのため、曲げやすくて丈夫な段ボールは使い勝手がよかったのです。

その後段ボールが劇的に進化したのは、日本に伝わってからのことです。

段ボールを劇的に進化させた人物こそ、先述の井上貞次郎氏その人です。

氏はより丈夫な構造を研究し、現在の段ボールに見られる多重構造に行き着いたのです。

つまり、フルーテッドと呼ばれる波板状に加工した"中芯"を板状の"ライナー"で挟み込んだ"3層構造"。

間の"フルーテッド"が空気の層と相まってクッションのように衝撃を吸収し、外側のライナーが変形しにくいよう補強すると言う、物理学に叶った構造は、井上氏の手によって考案され、彼はその製造方法で"段ボール"の実用思案を取得しました。

これが、今日における段ボールの礎となり、世に言う"段ボール"の誕生となったわけです。

さらにその後は、より丈夫な構造や素材の研究が続けられ、段ボールはより丈夫でより柔軟な梱包材へと進化していきました。

現在に至っては、劣化しにくいブラスチック製段ボールや、より強度を増した強化段ボールなどの新しい製品が次々開発され、"段ボール"に新境地をもたらしています。

段ボールは、未来へ向かってさらに進化の道を探っているのです。

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