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段ボールと発泡スチロール

段ボールと並んでパッケージングに使われることが多い梱包材と言えば、もちろん発泡スチロールです。

いわば、段ボールのライバル、と言ってもいいようなもので、梱包材シェアを二分していると言えるような素材の1つです。

発泡スチロールは、ポリエチレンなどの樹脂に空気を注入して泡状に膨脹させた粒状の素材で、これを高い圧力をかけて圧着させることで、様々な形に成型して使用します。

主に箱型成型で梱包材として利用される他、人形などの芯材に用いられる場合もあります。

では、段ボールと発泡スチロールに、どんな特徴があり、どんな違いがあるのでしょうか。

まず、材料が違うのは上述の通り。

そして、梱包材としての製造方法も、段ボールが折り曲げて成型するのに対して、発泡スチロールは型に入れて圧力をかけることで成型する、という違いがあります。

この製造方法の違いから、両者にはっきりとした差が生まれます。

つまり、折りたたんで使う段ボールは、二次的な変形が可能である、ということ。段ボールは作った後で、折り曲げていくらでも形を変えることが出来るわけです。

一方発泡スチロールには、型に入れて成型する製造法上、段ボールに比べて成型する形にバリエーションがつけやすいという性質があります。

型さえ作れば、大抵の形には成型でき、段ボールでは限りなく不可能な球体の成型も容易にできます。

製造法の違いは、処分の際にも違いを生み出します。

つまり、段ボールがたたんで省スペース化できるのに対し、発泡スチロールは破壊しない限り省スペース化できない、ということですね。

一方で、両者には類似点も存在します。

例えば、火や熱に弱い点。

どちらも火には弱く、簡単に燃えたり溶けたりしてしまいます。

このように、両者には、似ている部分もあれば決定的な違いもあり、それぞれがそれぞれの特性を生かして利用されているわけです。

また、時には両者が組み合わせて使われることもあります。

両者を組み合わせることで、精密機器など衝撃に弱い者を衝撃から守るとともに、中の物を動かないように固定して、持ち運びしやすくする効果があります。

時に別々に、時にあわせて使われる段ボールと発泡スチロールは、面白い関係性だといえますね。

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